Livedooブログに移ってきて初めての本の紹介です^^

本日紹介するのは、ジョン・キムさんの『断言しよう、人生は変えられるのだ。』ですが、本書の「はじめに」にこんな文章があります。


仕事に精一杯打ち込んでいるのに、焦りと不安が消えないのはなぜだろう。本書は、その理由を解き明かし、焦りと不安をなくす方法を伝える一冊である。また、頑張っていること自体に意味を見出し、仕事や人間関係から喜びを見いだすためにはどうすればよいかを、自らに問いかける一冊である。
明日のために、今日を犠牲にしないような生き方。明日の目標を実現するために、今日を苦しまないような生き方。明日の目標に向かいつつも、今日の過程や瞬間を楽しめる生き方。そんな生き方を目指したい人に、ぜひ読んでほしい。
 

はたして、こう思っていない人,感じていない人がいるでしょうか?
程度の差はあっても、ほとんどの人が感じているんじゃないかと思います。 
ということは、本書はほとんどすべての人に読んでほしい本ということになりますね。

もちろん私も「明日の目標に向かいつつも、今日の過程や瞬間を楽しめる生き方」を目指したいと思っているので読みました。


本書は第1章~第8章選択力までの8章構成となっています。
各章も6~12の項目があるのですが、1~3項目ごとに、そこまでの内容を簡潔にまとめたページがあり非常にわかかりやすい構成となっています。(こんな感じ↓)

2014-09-06-13-14-42

本書を振り返る際には目次と、このまとめのページを読めばだいたいの内容は思い出せるのではないかと思います。

目次

はじめに

第1章 感情力

第2章 解釈力

第3章 感受力

第4章 対話力

第5章 人脈力

第6章 時間力

第7章 読書力

第8章 選択力

おわりに






では、本書の内容について、もう少し具体的に紹介しますね。

ジョン・キムさんの著書はすべて読んでいるし、どの本も付せんまみれになっているのですが、本書もそれと同じか、これまでの以上に付せんを貼ってしまいました。(こんなに貼るとどこが大事なのか逆にわからなくなりそうですが(;^_^A) 
その中から、ほんの少しだけ紹介します。 



本書の中で私がいちばん"グサッ"ときたのがこの言葉
現在の状況で、本当にあらゆる努力を
払い尽くしたのかどうか、胸に手を当てて考えよ。(p95)

あのですねぇ...
非常に言いづらいのですが、このことは胸に手を当てて考えるまでもなく、
No.
なのですよ、私の場合…

でも、
あんなことをやりたい!
こんな風になりたい!
という将来に望むものはあるけど、過去や現在置かれた状況に対して愚痴や不満はあまり言ってないので、それはそれでいいのかな?と…
自分に甘いですかね??(;^_^A





次はこれ
聞くことは観察すること。
語ることは観察されること。 (P108)

この言葉の前に
重要なことは話すことではない。
聞くことだ。
しゃべることは危険であり、不利なことでもあるのだ。(P104)
とも書かれているのですが、これらの言葉は怖くないですか?

確かに、この人はどんな人だろう?と思ったときは、無意識のうちに相手が話す言葉や話し方を観察していますよね。
「語る」ということは、自分がその立場にさらされるということ。
こいつはどんな奴なんだろう?と値踏みされるということ。

他の本でも「聴くが7割、話すが3割」みたいなことをいわれていますが、もっと減らして「聴くが9割、話すが1割」でもいいかもしれませんね。

どちらかというと私は話したがる方だけど、「口は禍の元」ともいうし、しゃべりすぎないように気をつけよう!





最後にこれ
深くは聞くが、鵜呑みにはしない。
人の意見というものは、味わうものである。 (P111)
なんかこれ、食べ物みたいですね(笑)

でもそうなんです。本書にはこんな文章もあります。
本は食べ物のようでもある。どういうことかというと、食べ物には、実は怖いところもあるのだ。そのまま噛まないで飲み込むと、消化不良になることもある。本当は身体にいいはずなのに、身体を悪くするきっかけにもなる。腐ったものを食べてしまうとお腹を壊して大変なことになる。本来は身体の栄養となるべき食べ物が、健康を害する一因になることもあるのだ。

本も実はこれと同じである。
本を選ぶ際には、腐っていないか、本当に精神という身体にいいのか、読む前にチェックしないといけない。読んでしまってからでは、心にも身体にもよくないのだ。極端な話、魂を傷つけることもあるかもしれない。 (P200)
ねっ!

最初に紹介した「深くは聞くが・・・」は「第4章 対話力」に書かれていた文章で、上の文章は「第7章 読書力」に書かれているのですが、「他人の意見を聴く(読む)」という意味では同じことですよね。

私は本は素直に読むべきと思っていますが、無条件に受け入れるのではなく、一度噛んで自分の意志で飲み込むかどうかを決めようと思います。


あまり大量に紹介しても・・・と思うので、3か所しか書きませんでしたが、メディアマーカーにはその他の引用やコメントも書いていますので、よければこちらも読んでみてくださいm(__)m


断言しよう、人生は変えられるのだ。
ジョン・キム
サンマーク出版 ( 2014-08-25 )
ISBN: 9784763133878





私は1度だけジョン・キムさんの講演を聴いたことがあるのですが、本書を読み始めたときには、講演を聞いているような感覚がしました。キム先生に語られている、という感覚。
他の本を読んだときよりも、すっと身体(頭)の中に入ってくるという感覚かな。
決して難しい言葉で書かれているわけではないけれど、優しい言い方もされているけど、言われていること自体は厳しいことも多いです。


本書のタイトルは『断言しよう、人生は変えられるのだ。』ですが、では、どうやったら人生を変えられるのか?
それは自分の内面に気づいて、自分の見る目線,視点を変えることが重要というのがキム先生の考えであり、その視点を変える方法が書かれているのが本書です。

「外」を変えることはできないが、視点を変えることで見える世界は大きく変わる。
これは多くの人が経験していることでもあると思います。


同じ視点から外を見て不平不満ばかり言うのではなく、自分自身の視点を変えることで見えるものを変え自分の人生も変えていく。

そのためのヒントが書かれた本書は、人生を変えたい、とまではいわないまでも、もっとよくないたい!そう思っている人には一読の価値があると思います。




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