本書は脳神経外科医の権威である著者が、

最高のパフォーマンスを発揮し、独創的な思考ができるようになるために、脳が考え、記憶し、それを活用するしくみにもとづき、脳の力を引き出すに適した順番になるように構成、著した本です。


著者は北京オリンピックの競泳日本代表選手の指導をされたということですが、もう終わってしまった番組ですが、「エチカの鏡」という番組に出演されたので、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。


私がこの本のことを知ったきっかけも、そのテレビ番組でした。

この本は、その番組を見てすぐに購入し読んでいたのですが、今回再読し、

これはいい!

ぜひやってみよう!

と思う部分が多かったので紹介します。

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【目次】

まえがき

第1章 脳に悪い習慣1

    ──「興味がない」と物事を避けることが多い

第2章 脳に悪い習慣2

    ──「嫌だ」「疲れた」とグチを言う

第3章 脳に悪い習慣3

    ──言われたことをコツコツやる

第4章 脳に悪い習慣4

    ──常に効率を考えている

第5章 脳に悪い習慣5

    ──やりたくないのに、我慢して勉強する

第6章 脳に悪い習慣6

    ──スポーツや絵などの興味がない

第7章 脳に悪い習慣7

    ──めったに人をほめない

「違いを認めて、共に生きる」ということ──あとがきにかえて


この目次を見て、第1,2,5,6,7章はわかるけど、

第3章の「言われたことをコツコツやる」や

第4章の「常に効率を考えている」

が脳に悪いことなの??

と思った方も多いのではないでしょうか。

私もその中の1人ですが、この本を読んだら、「なるほど」と納得できました。


この本は新書版で180ページあまりしかないのですが、私が付箋を貼ったのは40か所。

その中から特に印象に残った部分を紹介します。


まずは第2章から・・・

人を嫌って、得することは何もない

 (話してみて意見が合わない相手については)相手の話をシャットアウトするのではなく、まずは耳を傾け、いったん「なるほど」とその意見を受け止めてみるのです。この「相手の立場に立ち、違いを認める力」が、みなさんの脳を活かすか殺すかを左右するのです。

 脳には「仲間になりたい」という本能がありますから、自分に好意をもっていることが感じられる相手に好意をもつものです。自分から相手を好きになれば、相手も自分を好きになり、自分もさらに相手を好きになるという好循環が生まれます。(p41)

「なるほど」・・・先日書いた、「マグロ船のセミナー」でも出てきた言葉ですね(笑)

「なにかをして欲しい、と思ったら、まず、自分から」というのが、ここでも当てはまるのですね。


次は第3章から

脳にとっての「報酬」とは

 「自分さえよければいい」という人よりも、損得にとらわれず「あの人の喜ぶ顔が見たい」「この人のためにがんばりたい」と思える人のほうが、結果的にあらゆる面で力を発揮しているでしょう。

 これは、脳のしくみから説明できることなのです。。社会に貢献しようをいう気持ちで自己報酬神経群を働かせるほうが、自分のことだけを考えるよりも、脳にとって「よりよいごほうび」となります。さらに、自分だけでなく広く他人を思いやることは、それだけ期待できるごほうびを増やすことになるのですから。(p65)

自分のためだと1の力しか出ないけど、他の人のため,人が喜ぶ顔が見たいと思えば、10でも100でも1000でも力が出せる。そういうことですね^^


第3章から、もう1か所

「だいたいできた」と安心してはいけない

 仕事や勉強をしていて、まだ完全に終わっていないのに、「だいたいできた」と考えることはありませんか?

 これは、脳に「とまれ!」と言っているようなものなのです。

<中略>

 自己報酬神経群の働きをうまく活用するには、物事をもう少しで達成できるというときこそ、「ここからが本番だ」と考えることが大切です。(p66)


第4章からはこれ

本を1回読むだけでは学んだことを活かせない

 本は「いかにたくさん読むか」ではなく「いかにいい本をくり返し読むか」に重点を置くべきなのです。(p111)

<中略>

 読書は、量より質です。いい内容だと思ったら繰り返し読み、結論だけでなく背景までふまえて「迷わず論理的に説明できる」レベルまで理解を深めましょう。(p112)

これもわかります。

でも、ちょっとだけ反論を・・・

「いい本」に出合うためにはどうすればいいのでしょうか??

「たくさんの本を読む」しかないと思うのですが・・・

あるいは、人に紹介してもらったり、いろいろ書評を読んで評価の高いものを読めばいいのかな??

でも、人はみな違うし、好みもあるからなぁ...


あっ、この本は5回でも10回でも読むつもりですよ!(笑)


最後は第5書から

「だいたい覚えた」でやめてはいけない

 何かを暗記するときには、完璧を期さなければなりません。「だいたい覚えたから、もういいだろう」と中途半端にするのはNGです。

 そもそも、「だいたいでいいや」というスタンスは、自己報酬神経群の働きを阻害します。記憶を強くするための思考がしっかり働かないため、「だいたい覚えた」ことは往々にして不正確で、本人が思う以上にあやふやなものになってしまうのです。

 「完璧に覚えたかどうか」を確認するためには、「覚えたことを人にきちんと説明できるか」「3日経っても覚えたことを言えるか」を判断基準にしましょう。(p132)

あれっ?

「だいだい」はダメという部分は第3書からも抜粋していましたね。

これが気になるということは、私が普段から、「だいたい」で終わらせてしまっていることが多い、ということなのでしょう。

マズイな~

せっかく読んだし、ブログにも書いたのだから、少しずつ、コツコツと改善していこう!!

と書いたところで、第3章では「コツコツ」もダメ、と書かれていたのだった(;^_^A

でも、一気に変えるなんて、無理ですよね??


あーー、「無理」という否定語もよくないと書いてあったなぁ...


もう、どつぼにはまってますね(笑)



「あとがきにかえて」もよかったので紹介しますね。

「違いを認めて、共に生きる」ということ──あとがきにかえて

 脳が本来求めている生き方とは何か。

 それは、「違いを認めて、共に生きる」ことです。

 脳は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という本能に根ざして存在しています。自分とは違う人を拒絶すること、自分さえよければいいのだと思うことを、脳は本質的には求めていないのです。(p181)

この『「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」』という気持ちを高められるような考え方や行動が脳のパフォーマンスを高めることになるのでしょう。

脳が気持ちいいと感じることを探して、積極的に行動していこう!

そんな気持ちになった1冊でした。