この本の「目次」を見たとき、

えっ!?ほんと??

もし本当なら今まで私がやってきたことは何だったの??

と、かなりの衝撃を受けてしまいました。

その目次がこれ↓


【目次】

はじめに

実験I 「自己啓発」はあなたを不幸にする!

「自己啓発」を実践している人は、何もしない人より幸福度が低いという衝撃のデータ


実験Ⅱ 「面接マニュアル」は役立たずだった!

「ヘマをしたほうが好感度がアップする」という米デューク大学の大規模調査


実験Ⅲ イメージトレーニングは逆効果門

ペンシルヴェニア大学研究室発「プラス思考が人生を暗くする」


実験Ⅳ まちがいだらけの創造力向上ノウハウ

オランダでの研究成果「暗示をかけるだけで人は創造的になれる」


実験Ⅴ 婚活サイトに煽されるな

ノースウエスタン大学発「大勢にモテようとする女は敬遠される」


実験Ⅵ ストレス解消法のウソ

アイオワ州立大の研究では「カラオケは逆効果」


実験Ⅶ 離婚の危機に瀕しているあなたに

「夫婦間の話し合いは効果なし」ワシントン大学調査が下した冷徹な事実


実験Ⅷ 決断力の罠

「集団で行う意思決定はリスクが高い」というMITの実験結果


実験Ⅸ 「ほめる教育」の落とし穴

コロンビア大学発「ほめられて育った子供は失敗を極度に恐れるようになる」


実験Ⅹ 心理テストの虚と実

アテにならないこれだけの科学的根拠


おわりに

献辞

訳者あとがき

参考文献


この中でも実験Ⅰ,Ⅲ,Ⅶは特に「どういうこと??」と思いました。

実験Ⅶが、気になったからといってわが家が「離婚の危機に瀕している」わけではありませんが(私が思っているだけで、嫁がどう思っているのかはわかりませんが(;^_^A)


読み始めたところ、各実験の扉のページには、また、「目次」的なことが書かれているじゃないですか!

もしかして、全部の実験に同じように書かれているのだろうか?と思って、本文を読む前に各実験の扉ページを先に確認してしまいました(;^_^A

それがこれ↓です

実験I 「自己啓発」はあなたを不幸にする!

マイナス思考を制御しようとすると、人はかえってその考えにとり憑かれてしまう

宝くじに当たった人は、幸せではなかった

人間の幸福感のおよそ50パーセントは遺伝で決まっていて、変えることができない


実験Ⅱ 「面接マニュアル」は役立たずだった!

弱点を最初にさらしてしまったほうが、高感度はアップする

あなたが思い悩むほど、他人は自分のミスを気にしていない

不特定多数に向けてお願いをしても、誰も助けてくれない


実験Ⅲ イメージトレーニングは逆効果門

「プラス思考」の実践者は、ダイエットにも恋愛成就にも失敗する割合が高かった

「試験でいい点を取る自分」をイメージしつづけた学生は、逆にいい点がとれなかった

「ダイエット食品を食べる人はむしろ太る


実験Ⅳ まちがいだらけの創造力向上ノウハウ

「集団思考」は創造力の欠如をまねく

人間の行動性向は簡単な暗示で大きく変わる

モダンアートを見るだけで、創造力は引き出せる


実験Ⅴ 婚活サイトに煽されるな

ハードルを高くして「いい女」を装う術は、何の効果もなかった

マニュアル通りの会話をすると異性から最低の評価を下される

大勢の異性からよく思われようとすると、逆に異性は逃げていく


実験Ⅵ ストレス解消法のウソ

大声で叫んだり、サンドバッグを叩いても、ストレスは増すばかり

不愉快な体験のプラス面を書きつけることで、怒りはおさまる

自分は健康だと思い込むと、本当に健康状態は改善される


実験Ⅶ 離婚の危機に瀕しているあなたに

いくら夫婦間で話し合いを重ねても、関係改善に効果なし

夫婦で一緒にゲームをするだけで、恋人時代の感情は蘇る

ぎくしゃくした関係は、自分たちよりダメな夫婦を思うことで改善できる


実験Ⅷ 決断力の罠

意思決定を集団で行うと、リスクの高い決断になりやすい

人間は「したこと」より「しなかったこと」を後悔する

正直者とうそつきを見抜く絶対的方法は存在しない


実験Ⅸ 「ほめる教育」の落とし穴

ほめられて育った子供は、失敗を恐れるようになる

「がまんすること」を覚えた子供は、挫折しても立ち直れる

子供をおどして注意すると、逆に禁じられた行為をしたがるようになる


実験Ⅹ 心理テストの虚と実

筆跡鑑定による性格判断はまちがいだらけ

人間の性格は、ある程度まで生まれた順番に左右される

性格は指の長さにあらわれる

やはり、「どういうこと???」と興味をそそられますよね??

私は、思いっきりそそられました(;^_^A


それぞれどういうことか、というのは読んだらわかったのですが、ネタバレになるので、ここには書きませんので、気になる方はゼヒ読んでみてください。m(_ _)m


でも、1つだけバラすと

『実験Ⅸ』の「ほめられて育った子供は、失敗を恐れるようになる」とは


結果だけをほめられた場合、気分はよくなるが、同時に失敗を恐れ、成功しなかったら格好が悪いと考え、むずかしい問題への挑戦を避けるようになる。

ということ。


では「ほめること」が良くないのか、というとそうではない。「だいじなのは努力をほめること

努力をほめられた子どもは、結果がどうなろうとも、失敗を恐れずやってみようと思うようになる。なにかを学びとろうとする意欲が、悪い点に対する恐れより大きいため、やさしい問題よりやりがいのある問題を選びたがる。

という実験結果が記述されています。


これは子どもに限ったことではない。

仕事で後輩を指導する場合にも当てはまることだと思います。


「仕事は結果が全て」とは言われますが、ほめるときには「やったこと」「努力したこと」もほめるようにしたいと思います。



【訳者あとがき】に

本書は、各章ごとになぜこれまでの方法に落とし穴があるのか、さまざまな研究結果にもとづいて説明したあと、実際に効力があって手早くできる方法をこれまた科学的な研究結果をもとに紹介するという構成になっている。そして読者が実際にすぐその場で試せるよう、具体的な実践計画や自己診断用のチェックリストも添えられている。

とあるように、自分でできるワークもあり、楽しみながら読める本でもあります。


いろいろやっているつもりだけど、成果が出ない、という方はやり方がまちがっているのかもしれませんよ。


そういう方や、目次を読んで”どういうこと??”と気になった方(笑)にはお勧めの本です!

楽しく読めますのでゼヒ!!



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