この本は『大富豪アニキの教え』というタイトルや裏表紙にも「無一文から大富豪! 人生を変える【25の教え】」と書いてあるとおり、いわゆる「成功本」に分類されると思うし、私も読み始めてしばらくは


なるほど!成功する,大富豪になるためには、そんなことを考えたり,やったりするんだ~


と思いながら読み進めていました。


でも、3度目のバリ島訪問の話以降、私の印象はずいぶん変わりました。

どんな風に変わったのか、それは、この本は大富豪になるための教えを書いた本だけれども、


『日本人の心』


についても書かれているんだ、と思うようになりました。


まぁ、【25の教え】のうちの1番が『つながり・ご縁・絆』だし、一番大切なのは「相手を自分ごとのように大切にする心」という文章もあるので、その時点で気付いてもよかったのかもしれませんが・・・(;^_^A

それに、この本の中では、この『相手を自分ごとのように大切にする心(つながり・ご縁・絆)』という表現は何度も出てくるし。


では、どうして3度目のバリ島訪問のエピソードになって、余計に「日本人の心」について書かれていると感じたのか、というと、こんな文書があったからです。

それは21番目の教え「生きる目的」に書かれているのですが、


(次の世代にバトンを渡すのに普通に渡すだけではだめなんだ、という話のつづき、では、どうしたらいいか?)


「それはな・・・、自分が生きている間に、自分のところでがんばってな、少しよくして次の世代にタスキを渡さなくてはいけないんや」


兄貴は、完全に、ニッと笑った。


「あのな、過去から現在にかけてな、我々の諸先輩たちが『人類が、さらによくなるようにして、タスキをつなげてくれた』からこそな、昔にくらべて、我々はよりよい人生、よりよい日本を得ることができているんやろ」


<中略>


「せやから、今の自分があることを『当たり前』と思うのではなくな、今の自分があることを「有り難う=ありがとう』と思うてな、ご先祖さまや諸先輩方に感謝する心を、なくしてしもたらいかんのや。慣れてしもたらいかんのや」


<中略>


【兄貴の教え21】生きる目的は、少し良くして次の世代に伝えるため

それ以降の教えは、

【兄貴の教え22〕親に生きるエネルギーを与えることが親孝行

【兄貴の教え23】子育てでもっともいけないのは「過保護」

【兄貴の教え24】親がやっていることを、子供がやるようになる

【兄貴の教え25】「人は鏡」。相手の面倒を見れば、必ず返ってくる

と続きます。


内容は、ぜひ本書を読んでみてください。

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電子ブック版もありました^^

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この「アニキ」の話は、以前に別の本が紹介されていた気がするけど、なんてタイトルだったかな??と思っていたら、この本の【あとがき】で紹介されていました。

そうそう!『出稼げば大富豪』シリーズでした^^

こっちも読んでみたいな~と思っています^^



ついでに・・・(;^_^A

この【兄貴の教え21】の「自分のところでがんばってな、少しよくして次の世代にタスキを渡さなくてはいけない」という部分をを読んだとき、

「特攻隊員たちは、どう考えたら、自分たちは平常心で出撃できるか?」

を話し合って出た答えが

「百年後、二百年後の日本のために、出撃しよう」だった、


という話を思い出しました。


自分よりあとに続く世代の人たちにとって、良い世の中になるように、という思い,

『志』は同じなんだな~って、思ってしまいました。



百年後、二百年後の日本のために・・・ という話は、確か『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』に載ってた話だったよな~

と思って、朝からパラパラと探したのですが見つからず。。。

おまけに、パラパラ見て内容を思い出したら、涙が・・・(T_T)

帰りの電車でも読もうと思っていたけど、どうしよう??と思ってしまいました(;^_^A


本に載ってないってことは、白駒妃登美さんに聞いた話だったのか?白駒さんのブログだったかな?と思い探してみたらありました!(これ↓)

百年後☆ http://ameblo.jp/hitomi-mazenda/entry-10947637341.html


ブログの冒頭に「七夕の夜、池袋リブロ本店さんでのミニトークショー&サイン会を終えて、福岡に帰ってきました。」とありますが、この「ミニトークショー&サイン会」は私も聴きに行ったので、その時に聴いた話でした(;^_^A


思い出せてよかった~\(^◇^)/



こちらもいい本なので、ぜひ!!