技術屋かずのつれづれ日記

自分が体験したことで、ほかの人にもお勧めしたいことを書いていきます

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2012年03月

『脳に悪い7つの習慣』 林 成之(著)

本書は脳神経外科医の権威である著者が、

最高のパフォーマンスを発揮し、独創的な思考ができるようになるために、脳が考え、記憶し、それを活用するしくみにもとづき、脳の力を引き出すに適した順番になるように構成、著した本です。


著者は北京オリンピックの競泳日本代表選手の指導をされたということですが、もう終わってしまった番組ですが、「エチカの鏡」という番組に出演されたので、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。


私がこの本のことを知ったきっかけも、そのテレビ番組でした。

この本は、その番組を見てすぐに購入し読んでいたのですが、今回再読し、

これはいい!

ぜひやってみよう!

と思う部分が多かったので紹介します。

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【目次】

まえがき

第1章 脳に悪い習慣1

    ──「興味がない」と物事を避けることが多い

第2章 脳に悪い習慣2

    ──「嫌だ」「疲れた」とグチを言う

第3章 脳に悪い習慣3

    ──言われたことをコツコツやる

第4章 脳に悪い習慣4

    ──常に効率を考えている

第5章 脳に悪い習慣5

    ──やりたくないのに、我慢して勉強する

第6章 脳に悪い習慣6

    ──スポーツや絵などの興味がない

第7章 脳に悪い習慣7

    ──めったに人をほめない

「違いを認めて、共に生きる」ということ──あとがきにかえて


この目次を見て、第1,2,5,6,7章はわかるけど、

第3章の「言われたことをコツコツやる」や

第4章の「常に効率を考えている」

が脳に悪いことなの??

と思った方も多いのではないでしょうか。

私もその中の1人ですが、この本を読んだら、「なるほど」と納得できました。


この本は新書版で180ページあまりしかないのですが、私が付箋を貼ったのは40か所。

その中から特に印象に残った部分を紹介します。


まずは第2章から・・・

人を嫌って、得することは何もない

 (話してみて意見が合わない相手については)相手の話をシャットアウトするのではなく、まずは耳を傾け、いったん「なるほど」とその意見を受け止めてみるのです。この「相手の立場に立ち、違いを認める力」が、みなさんの脳を活かすか殺すかを左右するのです。

 脳には「仲間になりたい」という本能がありますから、自分に好意をもっていることが感じられる相手に好意をもつものです。自分から相手を好きになれば、相手も自分を好きになり、自分もさらに相手を好きになるという好循環が生まれます。(p41)

「なるほど」・・・先日書いた、「マグロ船のセミナー」でも出てきた言葉ですね(笑)

「なにかをして欲しい、と思ったら、まず、自分から」というのが、ここでも当てはまるのですね。


次は第3章から

脳にとっての「報酬」とは

 「自分さえよければいい」という人よりも、損得にとらわれず「あの人の喜ぶ顔が見たい」「この人のためにがんばりたい」と思える人のほうが、結果的にあらゆる面で力を発揮しているでしょう。

 これは、脳のしくみから説明できることなのです。。社会に貢献しようをいう気持ちで自己報酬神経群を働かせるほうが、自分のことだけを考えるよりも、脳にとって「よりよいごほうび」となります。さらに、自分だけでなく広く他人を思いやることは、それだけ期待できるごほうびを増やすことになるのですから。(p65)

自分のためだと1の力しか出ないけど、他の人のため,人が喜ぶ顔が見たいと思えば、10でも100でも1000でも力が出せる。そういうことですね^^


第3章から、もう1か所

「だいたいできた」と安心してはいけない

 仕事や勉強をしていて、まだ完全に終わっていないのに、「だいたいできた」と考えることはありませんか?

 これは、脳に「とまれ!」と言っているようなものなのです。

<中略>

 自己報酬神経群の働きをうまく活用するには、物事をもう少しで達成できるというときこそ、「ここからが本番だ」と考えることが大切です。(p66)


第4章からはこれ

本を1回読むだけでは学んだことを活かせない

 本は「いかにたくさん読むか」ではなく「いかにいい本をくり返し読むか」に重点を置くべきなのです。(p111)

<中略>

 読書は、量より質です。いい内容だと思ったら繰り返し読み、結論だけでなく背景までふまえて「迷わず論理的に説明できる」レベルまで理解を深めましょう。(p112)

これもわかります。

でも、ちょっとだけ反論を・・・

「いい本」に出合うためにはどうすればいいのでしょうか??

「たくさんの本を読む」しかないと思うのですが・・・

あるいは、人に紹介してもらったり、いろいろ書評を読んで評価の高いものを読めばいいのかな??

でも、人はみな違うし、好みもあるからなぁ...


あっ、この本は5回でも10回でも読むつもりですよ!(笑)


最後は第5書から

「だいたい覚えた」でやめてはいけない

 何かを暗記するときには、完璧を期さなければなりません。「だいたい覚えたから、もういいだろう」と中途半端にするのはNGです。

 そもそも、「だいたいでいいや」というスタンスは、自己報酬神経群の働きを阻害します。記憶を強くするための思考がしっかり働かないため、「だいたい覚えた」ことは往々にして不正確で、本人が思う以上にあやふやなものになってしまうのです。

 「完璧に覚えたかどうか」を確認するためには、「覚えたことを人にきちんと説明できるか」「3日経っても覚えたことを言えるか」を判断基準にしましょう。(p132)

あれっ?

「だいだい」はダメという部分は第3書からも抜粋していましたね。

これが気になるということは、私が普段から、「だいたい」で終わらせてしまっていることが多い、ということなのでしょう。

マズイな~

せっかく読んだし、ブログにも書いたのだから、少しずつ、コツコツと改善していこう!!

と書いたところで、第3章では「コツコツ」もダメ、と書かれていたのだった(;^_^A

でも、一気に変えるなんて、無理ですよね??


あーー、「無理」という否定語もよくないと書いてあったなぁ...


もう、どつぼにはまってますね(笑)



「あとがきにかえて」もよかったので紹介しますね。

「違いを認めて、共に生きる」ということ──あとがきにかえて

 脳が本来求めている生き方とは何か。

 それは、「違いを認めて、共に生きる」ことです。

 脳は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という本能に根ざして存在しています。自分とは違う人を拒絶すること、自分さえよければいいのだと思うことを、脳は本質的には求めていないのです。(p181)

この『「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」』という気持ちを高められるような考え方や行動が脳のパフォーマンスを高めることになるのでしょう。

脳が気持ちいいと感じることを探して、積極的に行動していこう!

そんな気持ちになった1冊でした。



「グロービッシュ」って知っていますか?

「グロービッシュ」という言葉、私は知りませんでした。

今発売中の「日経 ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 04月号」の特集記事「英語脳の作り方」を読むまでは。



この本によれば、

『グロービッシュとは、英語を学問ではなく、単なる意思疎通のツールとして捉える考え方。「伝われば十分」という、現代ビジネスパーソンの実態に沿った、非ネイティブのための新しい英語の概念です。・・・』 p022


2011年6月28日の記事にも書きましたが、私は

英語は度胸!

だと思っています。


日本人は英語を話せないのではなく、話したくないだけなのではないでしょうか。

それは学校で英語を習ってしまったから...


学校で習うということは、テストがありますよね。

自分の答えに対して、〇,×を付けられてしまう。


その記憶があるから、間違ってはいけない,正しい単語,正しい文法で話さなければならない

と思ってしまうから、なかなか言葉が出てこないのだと思います。



でも、英語も「コミュニケーションのためのツール」

多少文法が間違っていても、使った単語が適切でなかったとしても、伝えたいことが相手に伝わればヨシ!


そういう気持ちになれれば、気軽に話せると思います。

(韓流ブームのとき、オバ様方は、平気で(?)韓国語で話しかけていましたよね?

 そのときって、完璧な韓国語だったのでしょうか?

 私は、そうは思えませんが・・・(^^;

 それは、いい意味で、学校で習っていないから、間違ったら恥ずかしい、

 という気持ちがなかったからではないでしょうか)


テレビに出ている外国人だって、変な日本語を使っている人も、たくさんいますよね。

ワタシ ニホンゴ アリマセーン

とか(笑)


でも、これを聞いて、

あー、この人は日本語があまり得意ではないんだな。

ってわかるでしょ?


日本人が英語を話すときにも、

多少の間違いは恥ずかしいことではない。

自分の考えが伝わればよい。

そんな気持ちでいいと思います。


だから、「英語は度胸!」


外国人と話す機会は少ないかもしれませんが、恥ずかしがらずに積極的に言葉にしてみましょう!!



私は、まだ聴いていませんが、今号には『「英語脳」トレーニングCD』も付いています。

雑誌を読んで,CDを聴いて、もう1度、英語を勉強してみよう!

そう思った記事でした。


また、私だけではなく、今まさに学校で英語を習っている娘たちにも読ませようと思います!



他にも、気軽に始められそうな独習法も載っていますので、

英語を勉強してみようかな?と思っている人には、お勧めの1冊です。



「日本一のマグロ船に学ぶ、職場をよりイキイキさせる知恵」に参加しました

[『HB勉強会』日本一のマグロ船に学ぶ、職場をよりイキイキさせる知恵 ~危険でキツイ仕事だからあみだされたコミュニケーション]という勉強会に参加しました。


講師は、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」にもご出演された齊藤 正明さん。

講演の内容は、タイトルにもあるとおり、『コミュニケーションについて』でした。



齊藤さんの最初の著作「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」のことは、新刊を紹介するPodcast番組でも紹介されていたので、出版直後から知っていたし、読んでみたいな~とは思っていたものの、読まないままでいました。


でも、今回講演を聴くにあたって、いいきっかけだらから、読もう!と思いさっそく購入。読みましたが、いやぁー、よかった。もっと早く読んでおけばよかった、と思いました。



昨日の講演でも、その本に書かれていることを話されたのですが、文字で読むのと、直接、ご本人から話を聴くのでは、自分の中への残り方がぜんぜん違うと思います。



それでは、講演の話を・・・


まず、司会者に紹介された齊藤さんが登場したときの格好がこれ↓

6edf1b9d.jpg

(セミナーや講演会では、録音・録画・写真撮影はNGのことが多いと思いますが、

今回は全てOKだったので撮影させていただきました)


そう、ヘルメットにカッパ姿という、マグロ船に乗っていたときの格好です。

それだけで、会場は笑い。

もう、つかみはOKですね(笑)


昨日は3月11日。

東日本大震災から、ちょうど1年がたった日だったので、講演が始まる前にも全員で黙祷したのですが、登壇した齊藤さんの最初の話が


(ヘルメットをかぶっているので)安全な格好をしているのは私だけなので、もしも地震が起こったら、皆さんはすぐに隠れてください。

と・・・

そこでも、また、笑いが・・・


そんな雰囲気で始まった講演ですが、最初だけではなく、途中でもたびたび笑いが起きるほど楽しい講演でした。


でも、内容も充実していましたよ。


講演の中心となってたのは、

マグロ船という狭い空間の中で、1~2か月という長期間をともに過ごすために必要な──必要、というよりも漁師にとっては自然に身についた──コミュニケーション術


そりゃそうですよね。

20mしかない船の中ですから、誰かとうまくいかなくなっても、避けることもできないし...


ある船では、船員同士喧嘩になって刺してしまったこともあるとか。

そのときは、刺された方は残念ながら亡くなったそうです。

だって、陸まで何日もかかる洋上で操業しているし、医者も乗っていませんからね。


その根幹にあるものは、「まわりの人と、うまく,仲良くやっていくこと」


たとえば、みんなで話しているときには正しいことだけを言ってはダメ。

正しいことよりも、相手を傷つけない,まわりを白けさせないことの方が大切。

とのことでした。

それは、人間が感情で動く動物だから。


正しいことで動くのは機械やロボットだけ。

人間は好かれているかどうかで動くもの。

好かれていれば、言ったことが多少間違っていても、自分で考えて行動してくれる。

から。


自分の行動を考えても、そうですよね?

この人の言うことなら、と思っている人から言われれば、聞こうという気持ちになるけれど、

良く思っていない,好きではない相手から言われたら、正しいことでも聞きたくないですよね?



それから、マンボウが産む卵の数は1億個だけれど、それから成魚まで育つのは1~2匹しかいないことを例にして、

人のアドバイスもこれと同じ。

当てにならないのが当たり前。


そんなつまらないアドバイスをされたときにも、正論で答えるのではなく、

『なるほど』と答えるんだと。。。

この『なるほど』という言葉は、「あなたの言うことはわかりました」という意味だから、相手のことは傷つけないし、「やる」と言ったわけでもないので、実行しなくてもよい。

いい言葉ですよね~~

さっそく私も使わせてもらおうと思います(笑)



最後の方で話された内容もよかったです。


それは、若い船員は将来船長になりたいと言っている話です。


なぜ船長になりたいのか?


それは、お金がたくさんもらえるから







ではなく、人間としての憧れ「こういう人になりたい」という思いだそうです。

みんなの前では、若手もベテランも分け隔てなく褒める。

間違ったことを修正したり、指導するときには個別に教える。

そんな船長の人となりに憧れるのでしょう。


船長曰く

若い人にあげるいちばんの贈り物は『ことば』

どういう言葉を掛ければ相手が喜ぶか考える。

それは、普段からよく見ていればわかる。

相手をよく見る,感じ取ることが大切なんだ。


とのことでした。



本には、これ以外にも、

漁師さんが、本当にこんなにいい話を言うのだろうか??

と思ってしまうほどの話がいろいろと載っています。


方言混じりで、会話として書かれてるので面白い文章も多いですよ。

私は電車の中で読んだのですが、もしかすると、ニヤニヤして変な人だったかもしれません(^^;




プロフィール

かず

本業は快適空間創造家

1966年生まれ。
1992年、九州の某国立大学大学院修士課程修了後、大手建設会社に入社。
1996年から1998年の2年間イギリスの現地法人に出向。

入社以来オフィスビルやマンションの設計を行ってきたが、最近では大型ショッピングセンターなど主に商業施設関連の設備設計業務に携わっている。

8年ほど前、仕事のプレッシャーから軽度のうつ状態におちいるが、それを契機に完璧主義から脱却。今では、当時よりもプレッシャーがかかる状況であっても楽しく仕事をしている。

自分の経験を生かし、プレッシャーの中でも楽しく仕事をする方法を伝えるとともに、ココロが折れそうになっている人を少しでも支えていきたい。

今は仕事のストレスはほとんど感じていないが、あえて言うならストレス発散方法は週末のウォーキングと、通勤時間中の読書。電車内で本を読むことで、ONとOFF、仕事モードと家庭モードを切り替えている。

45歳にして勉強会デビュー。仕事関係以外の人との交流の楽しさを知る。


【取得資格】
一級建築士、建築設備士、設備設計一級建築士、CASBEE評価委員、珠算検定試験1級(笑)

【メディア掲載履歴】
Podcast 「美崎栄一郎の仕事の楽しさ研究所」第20回出演
日経ビジネスアソシエ:2011年11月号 手帳術
           2012年 7月号 ノート術
           2013年 7月号 ノートの極意
学研パブリッシング :仕事の教科書VOL.1 伸びる!ノート術
           仕事の教科書VOL.2 仕事が速い人の時間術
           仕事の教科書VOL.3 結果を出す人の手帳術

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