2014-10-05-15-54-43

今日ご紹介する本は、齋藤孝先生の著書『5日間で「自分の考え」をつくる本』です。

この本を知ったきっかけは、お友だちでもある書評ブロガーの一龍さんのこの記事⇒ すべてのレビュアーはこれを読むべし!【書評】齋藤孝(著)『5日間で「自分の考え」をつくる本』PHP でした。

一龍さんに「すべてのレビュアーはこれを読むべし!」と言われて、素直に読んでしまった
というわけでもないんですけどね(笑)

一龍さんからは「1章だけでも立ち読みだけでもしてみてください」と言われたのですが、職場近くの書店に行ってパラパラと中身を見たら、1章だけではなく、その他の章もゆっくり読みたいと思ったので、その場でお買い上げ~いたしました。


なぜ、すすめられたのか? 読みたくなったのかというと、本書の第1章(1日目)の内容がレビューの書き方の解説だったからです。

ときどきですが、私もブログで本を紹介していますから、どんなレビューを書けばいいのか、というのは知りたいですからね。





では、私が付せんを貼ったか所からいくつかご紹介しますが、付せんか所は1日目と4日目に集中してしまっています。
それは目次を見ていただくとわかりますが、先ほども書いた通り、1日目がレビューの書き方の解説、4日目は読書術だったからです。

目次

はじめに 「自分の考え」をつくる5日間集中講義 


1日目   レビューで 思考力を高める 「自分の考えを作る基本レッスン」
       ほんの数行のレビューで「自分の考え」を磨く
       いいレビューは”社会貢献”だ
       自分の中の「濃い部分」をピックアップする
       悪口は避け、できるだけ褒めよう
       いいレビューを書きたいなら”身銭”を切れ
       一部分についてだけ評論する「限定レビュー」でもいい
      ・・・ほか

2日目   考えるワザを習得する基本キット 思考パターンという武器
       比較する① 「どう違うか」を考えよう
       比較する② 一つの文章を二つに分解しよう
      ・・・ほか 

3日目   行動の習慣を変える 言葉の力と発想力を鍛える
       「頭のよさ」のバロメーターは語彙力だ
       テレビ・ラジオで言葉のセンスを磨け
      ・・・ほか
 
4日目   「自分の考え」を深める読書術 考えるための最も効率的な方法
       「ベストセラー」は話のネタとして最適
       読書で思考の”粘り”を身につけよう
       買った本の”モト”を取る方法
       読書体験+実体験でオリジナルな小ネタができる
       読書には二つのパターンがある
       一冊から文を三つピックアップしてみよう
      ・・・ほか 

5日目   意思決定が速くなる思考術 「現実」が大きく変わる力
       すべての社会人に欠かせない「意思決定力」
       人に話して論点を整理しよう
       ネガティブ思考はむしろ洗い出せ
      ・・・ほか  

おわりに



うーーん、ほかの人のレビューを読んだ後で、しかも、その記事のことをここで紹介したあとでは書きづらいなぁ(;^_^A
でも、一龍さんが紹介した部分でもあるけど、やっぱりこの部分は紹介したいです。
 レビューの最大のポイントは、感想文ではないということだ。
<中略>
 書き方のコツとしては、まず対象について、きちんと把握・要約することだ。全体の分量を10とすると、そのうちの6~8程度が要約でも、レビューとして成り立つ。「自分の考え」は2程度でも十分なのである。
 むしろ問題なのは。100%自分のコメントで埋め尽くそうとすることだ。これは疲れるし、読み手の興味も引かない。あくまでも何らかの対象があり、それについて意見や見方を述べるからレビューになるのである。
<中略>
では、どういうレビューが評価されているかといえば、本の場合、内容が的確に要約されているものが多い。読み手にとってはどういう本なのかがわかるだけで、たしかに公共的な価値は高い。(P24~P26)
これは、自分も含めてみなさんも、どういうときにレビューを読みたくなるのか? と考えみるとわかりますよね?
私がレビューを読む理由は2つ。

1つは、どんな内容が書かれているのか概要を知りたいから。という点からすると「内容が的確に要約されている」レビューはありがたいのです。

レビューを読むもう1つの理由は、自分にとって読む価値があるかどうかを知りたいからですね。
だから、Amazonの星の数とかも、やっぱり参考にはします。でも、高評価だったけど、読んでみたら自分には合わなかった、という本も多いですけどね。
まっ、それはそれ、選んだのは自分なのだから、その責任も自分で取らないとね。
「なんでそんなに高評価なんだ!?」なんて文句は言いません。


書き手の立場からすると、「全体の分量を10とすると、そのうちの6~8程度が要約でも、レビューとして成り立つ。『自分の考え』は2程度でも十分」と言ってもらえると、ずいぶん肩の荷は軽くなりますね。

ただ、一龍さんが登壇された『ブロガーズイベント IN 天狼院 FINAL』の質疑応答のときに、ある出版社の方は「引用が多いよりも感想を書いてもらった方がありがたい」といった感じのことを言われていましたけど。

どの程度、引用や要約を入れるか、というのは人それぞれだし、それも個性のうち。いろんなレビュアーがいていいと思います^^

【参考】
『ブロガーズイベント IN 天狼院 FINAL』の記事はこちらから
私のブログ:『「ブロガーズイベント IN 天狼院 FINAL」に参加しました』
一龍さんのブログ『一龍のデビュー戦を温かく見守っていただき感謝!【報告】ブロガーズイベント IN 天狼院 FINAL』





次はこの部分
 特に有効なのが、そのキーワードをタイトルに持ってくることだ。少なくとも「何々における何々について」といったタイトルはバツ。「〇〇は〇〇だ」と無理やり言い切るぐらいのほうが、読み手の興味をそそるはずだ。
 むしろ、こうしてタイトルを先に考えることで、これから書く文章のキーワードを定めることができる。そうするとブレのない、コンセプトのしっかりしたエッセイに仕上がるわけだ。いいタイトルが浮かばないということは、まだ中身が定まっていないということでもある。 (P46)
私も最近になってやっと、本を読みながら著者が伝えたいことは何なんだろう?? とキーワードを考えながら読むようになりました(;^_^A

レビューを読む人にとっては、このキーワードだけでも参考になりますよね。
複数あるはずのキーワードから、最適なものを選び出して、それをレビューのタイトルにつける。すると、そのキーワードに興味関心がある人はレビュー自体を読んでみたいと思うのではないでしょうか。

でも……、今の私には、この部分の引用もコメントもかなりプレッシャーですよ。
だって、この記事のタイトルは「『自分の考え』は現代を生き抜くための武器」と言い切っちゃってますからね。

それだけでなく、レビューの書き方を解説している本のレビューを書くこと自体、かなりのチャレンジャーなのかもしれません(;^_^A





次、2日目からはこの部分
 人に言われて納得したことは、直ちに実行に移すのが原則だ。いくら真剣に聞き、ノートにきれいにまとめても、それだけでは価値を持たないのである。
 私がこのエピソードをここに書いたのは、本章で飲めたことも同様だからだ。この章ではいくつかの思考法を紹介したが、これらを知識として理解するだけでは意味がない。実際に使いこなせるか否か、恒常的に技化できるか否かがすべてである。 (P95)
これもいろんな人が言ってますよね。知っているだけでは意味がない。行動してはじめて価値があると。
本書も同じ。読んでわかっただけで終わりではない。
本書で学んだことは、すぐに実行する、そんな気持ちで読まなければならないのだと思います。

特に本書は
1日目にブログやSNS、ネット上に書評を書いて勘を養い、
2日目に偉大な先人たちが生み出した思考パターンを学び、
3日目に生活習慣を見直すことで「考える体質」をつくり、
4日目に読書によって素養と話題を見方につけ、
5日目に満を持して「意思決定」に挑む。 (P5)
ことを目標として書かれているので、本当は1日1章を読んで、実行して、次の日に進む、という使い方をした方がいいのかもしれませんね。(私は2日間で読み切ってしまいましたが)

でも、読みったあとで、このレビューを書いているのでヨシとしてください。それから、レビューはこれから先も書き続けるつもりなので^^





それでは、4日目からは、この部分
 このうち忙しい人にとって有用なのは、やはり後者(ファスト・リーディング)だろう。ここで重要なのは、「読み通す必要はない」「全体の2割を読めば、その本の情報量の8割を吸収できる」と割り切ることだ。
<中略>
 例えば洋服を買いに行ったとき、私たちは瞬時に自分に関係ない商品とある商品を見分けている。
もちろん複数の候補から選ぶことになるだろうが、大半の商品はそもそも選択肢から外しているはずだ。ほとんど無意識のうちに、センサーを働かせているわけである。
 これを「当たり前」と思うなら、同じことを一冊の本で実践すればいいだけだ。しかも、あくまでも自分の基準でいい。自分に似合う服を選ぶように、自分に必要な部分だけをピックアップするのである。 (P156)
本はすべて読む必要はない、といわれても、私はそれがなかなかできないんですよね。早く読むこともせず、一字一句飛ばさず読もうとしてしまうのです。

洋服を買いに行った時のたとえは理解はできるし、実際、参考書や資料で探し物をするときにはこの方法でやっていますが、普通の読書ではやっていないですね。

でも、
仮にじっくり精読したとしても、一年後に中身を詳細に説明できる人がどれだけいるだろうか。結局のところ、大部分は忘れてしまうのである。せいぜい概要や印象が残っていればマシなほうだろう。
ならば、じっくり読んでもざっくり読んでもさして変わらないことになる。(P160)
とまで言われてしまうと、試しにやってみてもいいかな? と思いました。
実際に1年前の今日、どんな本を読んだのか振り返ってみたら、『仕事に役立つ統計学の教え』 という本でしたが、概要ぐらいしか思い出せなませんからね。

すべてをインプットしようとするよりも、大事なところだけは忘れないようにしようとした方が効率がいいのかもしれません。
やってみてダメだったら元に戻ればいいわけだから、やってみようかな??





では、先ほど出てきた「ファスト・リーディング」の方法は
まず開くべきは、やはり目次だ。最近の新書は進化しているから、章のタイトルや小見出しを見れば、だいたい何が書いてあるかわかるようになっている。全体の俯瞰図であり、ようやくでもあるわけだ。 (P161)
本書は新書ではありませんが、目次はまさしくこんな感じです。最初に目次の一部を載せましたが、本書を一度読んでしまえば、(読んでいなくても?)目次を見ただけでどんなことが書いてあったのか思い出せると思います。(読んでなくても、想像できると思います)

その次に取り組むのは、
 そこで目次を開いた次に取り組むべきは「引用」だ。
 目次の見出しをざっと見て、キモだと思う部分を探し当ててざっと読み、さらに「もし自分がこの本の推薦文を書くとしたら、どの文章を選ぶか」という観点で三つ選ぶ。それを新聞広告に載せるとか、帯にアイキャッチとして書くと言ったイメージを持ってもいい。そうすると、読む意識がまったく変わってくるはずだ。たとえ短時間であっても、深く読めるのである。
 極論すれば、この三つの分を挙げるだけで、ほぼ読み終わったも同然だ。それどころか、自分なりのコメントをまとめたと考えてもいい。
 前にも述べたが、「自分の考え」=「100%自分の言葉」である必要はない。選択・引用することも、立派な考えの表明だ。 (P162)
こういう方法もあるのですね。
私は本は最初っから最後まで付せんを貼りながら読んで、読み終わった後に、付せん箇所から引用する部分をえらんでからコメントを書く、という手順でレビューしていたのですが、最初っから3つに絞って読む。
そんな大胆なことをやってしまうのですね。

的?勘?が外れると同じ本を読んだ人からは「それより大事なところがあっただろう!」と言われるかもしれませんが、やってみる価値はありそうですよね。
これも、経験を積めば積むほど、大事な所を見つける勘みたいなものも働くようになりそうだし。

次のレビューはこの方法でやってみようかな??





最後は、この文章
本書は、5日間で「自分の考え」を作ることを目指した。精読されれば、5日前より一皮剥けた自分に気づけるだろう。
しかし、ここで終わりではない。本書のノウハウを活かし、いかに考え続けるかが本当の勝負だ。その意味では、ここからが始まりである。 (P212)
先ほども「知っているだけでは意味がない。行動してはじめて価値がある」と書きましたが、ここでも同じことを言われていますね

日本一の大実業家である斎藤一人さんは「この星は行動の星」といわれています。
知らないよりも知っていた方がいいけれど、それだけではただの雑学博士。
行動して初めて知識が知恵に変わります。
もちろん、その過程ではいろんな失敗もすると思いますが、それも経験。

一人さんもその著書『百発百中』の中で
 一回やってうまくいかないとショックを受けるけど、ショックを受けるということは、一回で当てようと思ってたの?
 世の中ってそんなに簡単じゃないんです。逆上がりだって、一回練習しただけではできない。何回か練習しないとできるようにならないんです。
 新しいことに挑戦するときは普通五、六回は改良するんだよ。だから、やると同時に「どこが改良点だろう」って見てるんです。 (P185)
と言われていますが、そのとおりですよね?
我々は1回でできるほどの天才ではないのだから、失敗しながら,改善しながら進んで行くもの。


本書で齋藤孝先生も
いずれにせよ、その(レビューの)出来不出来は、センスの問題というより練習しだいだ。 (P21)
と言われているし。
私もたくさん練習したいと思います!

それから、本書を読んで、レビュー記事を書いてみようと思う人が増えたらいいな~



感 想
本文中でも書きましたが、本書は目次がしっかりと書かれているので、一度読んでしまえば、次からは目次を見ただけで何が書いてあったのか思い出せそうだし、必要な時にその部分だけ読み返す、という読み方もしやすいともいます。


この記事では私の嗜好上、レビューと読書に関する部分ばかり紹介しましたが、他の章も「自分の考え」をつくる上では非常に参考になると思いますので、ブログなどでレビューを書いている人に限らず、自分の意見,考えを他人に伝える必要がある人は読んで損はない内容になっていると思います。


また、本文中にいろんな本が紹介されていますので、それらを読んでみるのもおもしろいかもしれません。
ハードルは高そうだけど、私も古典に挑戦してみようかな??なんて思っています^^ 






本の読み方という点では、少し古いですがこの本も参考になると思います。

 


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