2014-10-12-12-01-28

今日ご紹介するのは、私が大好きな著者さんの一人であり、成功法則,成功哲学はこの人だけでいい!と思っている、斎藤一人さんの処女作『変な人が書いた成功法則』です。

お弟子さんとの共著を合わせると、すでに数十冊の本を出されている斎藤一人さんですが、本書は初版が1997年10月10日なので今から17年前に出版された一人さんの最初の著書です。


なぜ17年前の本を読みたくなったのかというと、何の本だったのか記憶していませんが、ほかの本で本書が紹介されていて、読んでみたいな~と思ったからです。
そして、読もうと思った決め手は、Amazonのこのレビューでした
この本だけにしておいて欲しかった
せっかくこんな素晴らしい本を書いたのに、後から無節操につまらない本を際限なく出し、偉大な人物であるだけに大変な悪い影響を与えていることが残念でなりません。
<中略>
しかし、この本は素晴らしいと思います。斎藤一人さんの成功のエッセンスが純粋に込められています。謙虚に読めば心から納得できると思いますし、人生も生きやすくなると思います。
斎藤さんの教えを真に理解したいなら、斎藤さんの他の本には目もくれず、この本だけ何十回、何百回と読む方が絶対に良いと思います。(このレビューはここから読めます) 
 このレビューを書いた人がどんな人なのか、私はまったく知らないし、最近の本も”無節操につまらない本”だとは思わないけれど、一人さん好きの私としては「他の本には目もくれず、この本だけ何十回、何百回と読む方が絶対に良いと思います」とまで言われたら読まないわけにはいかないじゃないですか!
ということで、その場でポチってしまったのでした(;^_^A




本書の内容ですが、この本にはまだ「ツイてる!」も「天国言葉」も出てきませんが、「宇宙」とか「神様」とか「魂」という言葉は何度も出てくるし、一人さんの考え方は当時も今も変わっていないようです。


本書には”章”というものはなく、51の項目について一人さんの考え方が述べられていますが、そこからいくつか紹介しますね。



「困ったこと」は起こらない
この考え方は、最近の本でも書かれていますが、本書でも
 では、神様はいったいどういう形で私たちの魂のステージを向上させるのか。
 それは、常日頃あなたに困ったことが起こります。そのとき、あなたが、
「本当にこのことで私は困るのだろうか」
 と考えるのです。
 そして、本当は困っていない。困った出来事が、本当は困ったことではないと気がついたとき、あなたの魂のステージが上がるのです。
 困ったこと、それは、あなたの魂のステージを向上させる、神様からのプレゼントなのです。(P24)

「『困ったこと』はおこらない」と言いながら、「常日頃あなたに困ったことが起こります。」と書かれていますね(笑)

それからこんな文章もあります。
 あなたの前にある問題は決して難しくはありません。
 なぜなら、その人に出る問題というのは、その人が自分の魂のレベルを向上させるために解決すべき問題だから。そして、神様は私たち人間の魂を上に上げようとしてその問題を出しているのですから。
 だから、その人に解決できない問題は、その人の目の前には絶対に現れないのです。
 私に出てくる問題は、最高の機能を持つコンピューターを作りなさいとか、空を飛んでみなさいとか、そんな突飛なものは出てきません。
 私に出てくる問題は、私に解決できる問題なのです。
 あなたに出てくる問題はあなたに解決できる問題なのです。

<中略>

 ただし、その問題はその人の魂を向上させるためのものだから、その人でなければ解決できなようになっています。 (P188)
みなさんも考えてもらいたいのですが、1年前に問題だと思っていたことは今も問題のまま残っていますか?
ほとんどの問題は解決してしまっているのではないでしょうか。
それどころか、1年前は何が問題だったのかさえ覚えていないのではないでしょうか。
正直、私は1年前の問題なんて、思い出すことはできませんでした。

だから、「『困ったこと』はおこらない」,「自分に解決できない問題は行ない」という意識を持って取り組めば、どんなことだって解決するのだと思います。遅くとも1年後にはね(笑)





幸せになるのはまず自分から
それから、一人さんらしい考え方はこの部分
 人間は苦しんではいけないのです。
 あなたはは苦しんではいけないのです。
 あなたが苦しむことによって、あなたのその苦しみの波動によって、新たな苦しみが生まれるのです。さらに奪われていくのです。
 この世の中で、まず自分の幸せについて考えてみてください。
「困ったことは起こらない」と考えるのです。
 すると、少なくとも、あなたはこの世の中の人間を少なくとも一人は救ったことになるのです。
 あなたが人間として生まれたからには、あなたは一生のうち一人だけでも不幸な人を減らす責任があります。その一人というのが、あなたです。
 そして、あなたが本当にしあわせになったら、あなたは生きているうちに誰か一人ぐらいは幸せにしてあげることができるのです。
 あなたが不幸なままで、ほかの誰かを幸せにしてあげることは不可能です。まず、あなたが幸せになることです。それでほかの誰かが幸せになるのです。あなたが幸せにならないと、その誰かが幸せになれません。
 人間は、他人を不幸にするための努力をする必要はありません。人を幸せにする努力が先なのです。
 幸せなあなたが人を幸せにできたとき、あなたの幸せは倍になります。人の役に立つのが楽しくて、毎日ワクワクしてしょうがなくなります。(P62) 

今年2014年の2月に出版された『百発百中』にもこんな文章があります。
  しあわせになるのは権利ではありません。しあわせになるのは義務なんです。
 あなたがしあわせになれば、この世から一人、不幸な人が減ります。
 神様は犠牲を望みません。みんな我が子であり、すべての人にしあわせになってほしいのです。
 神様が望んでいることはそういうことです。 (P40)
「しあわせになるのは権利ではなく義務である」。
それから、「自分がしあわせになることで、まわりの人もしあわせにすることができる」
こういう考え方、私は好きです。

「自己犠牲感」を持っていると、どうしても見返りを求めたり愚痴を言ったりします。
まず自分が幸せになって、「他者貢献」することで満足を得る,幸せに感じることができるようになるのだと思います。

他者を犠牲にしてはいけないけど、”まず自分”であっていいのですね。





フェアトレード?
本書で初めて知った一人さんの考え方もありました。それはこの部分
私は、うちの会社の社長たちに、土地や株は買わずに、宝石を買いなさいと言っています。
なぜかというと、宝石を掘っている人たちはみな貧しい人たちだからです。宝石を買うことで、その人たちが豊かになれるのです。
宝石のいいところは、持ち主が死んでいなくなっても、誰かに譲ってあげれば人が喜ぶというところです。
洋服なんて、十年前のデザインのものを人にあげたって、誰も喜びません。
ところが、ダイヤモンドは十年前のものであっても1カラットは1カラットです。しかも、もらった人が喜んでくれるのですから。 (P130)
「宝石を買うことで、それを掘っている貧しい人たち豊かになれる」って、今でいう「フェアトレード」的な考え方ですよね。
それに、宝石は代々受け継げるし、もらった人が喜ぶというのも、間違いないと思います。
私も宝石を買いこんでおこう!! でも、買うお金があればね~(苦笑)





感想
本書は発表されて17年経っていますが、内容は全然古くなっていません。
一人さんファンの方は、その原点を知るという意味でも読んで損はないと本だと思います。

それに最近の本では見かけなかった、「男の浮気と女の買い物」「女にモテる方法」「女性はこうすれば、男にモテる」という話もあるしね。どんな内容か気になる方はぜひ本書を読んでみてください。

あっ、異性にモテる方法は最新刊の『おもしろすぎる成功法則』にも書かれています。こちらは声を出して笑いそうになるほど『おもしろすぎる成功法則』が書かれていました。こちらもお勧めですよ。

この本の感想も近日中には書く予定です!











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