2014-10-13-17-19-20


今日ご紹介するのは和田裕美さんの最新刊『「私は私」で人間関係はうまくいく』です。

このタイトルを見て
「私は私」なんてわがまま言って、人間関係がうまくいくわけない
と思った人も多いのではないでしょうか。
実は私もその中の一人でした。

でも本書を読んでみると、
「私は私」とは、もっと自分を大切にして、ありのままの自分を出しなさい、そして、それでもいいといってくれる人とだけつきあいましょう!
ということなんだ、と思いました。

本書にはそんなエピソードがいくつも書かれていますが、そのなかからいくつか紹介しますね。



頼られるって、なんかうれしい!
 たとえば、好きな人から、「ごめん、ボタンつけといてくれる?」とか、「ねえ、この荷物持ってくれない?」とか、そんなこといわれると、「おお~、なんかうれしい!」となりませんか?
 ぎゃくくに、「相手に悪い」とか考えて「頼めない病」になっている人は、そばにいる人に「役割」を与えていないので、ときどき、相手を寂しくさせてしまいます。(P49)
こういうたとえ話をされるとわかりやすいですね。
たしかに、好きな人からだったら、頼みごとをされると、相手のために何かしてあげられる、という気持ちになってうれしくなりますね。

こういう頼みごとは相手に「自己犠牲」を払わせるのではなく「他者貢献」を感じさせる、つまり、自分が相手の役に立っているという喜びを与える行為になるのですね。

私は、人に頼むと悪いという気持ちがあってなかなか頼めないのですが、
頼むことは相手の能力を認めていることであり、役割を与えていることでもあるんだ
と考えて、人に任せられることは、どんどん任せていこうと思いました。





つきあいをやめる勇気も必要
 勘違いしてほしくないのですが、「私は私でいこう!」ということは、なにも、わがままで、一緒にいる相手を不愉快にしてしまうということではないし、威張って「オレ様系になれ」といっているわけでもないんです。そんな人のいう「私は私」は、ただの自分勝手です。周囲のひとをたくさん、不愉快にしてしまう迷惑な人そのものです。

 私がいいたい「私は私」というのは、人の気持ちがわかって、相手のために動けて、愛されている自由人のことです。それからさらにいうと、そういう嫌な感じの人とか、一緒にいてちっとも楽しくない人とのつきあいを一切やめる勇気を持っている人でもあります。(P49)
和田さんが考える、「私は私」という人がどんな人なのか、ここに書かれていましたね。
人に頼むのも勇気がいるけど、つきあいをやめるって、もっと勇気がいることですよね?

そういえば昨日紹介した斎藤一人さんの著書『おもしろすぎる成功法則』の附属CDで、一人さんは
「勇気とは、怖さに震えながらでも1歩を踏み出す力」だと言われていました。

怖いからといって、その場にじっとしていたり後ろに下がったりしても何も変わりません。
それに怖いけどやってみたらうまくいったという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

「頼む勇気」「断る勇気」「やめる勇気」……「勇気」はいろんなところで必要になるのですね。
私も
大丈夫、怖いだけだから
と自分に言い聞かせて前に進んで行こうと思います!





謙遜は自分自身をみくびること
 そもそも、自分に自信がなくなるのは、相手が自分よりも何かの点で「上」だと思ってしまうときです。
 たとえば、グルメ本を書いているような人と食事にいくと、とたんに自分のチョイスは相手より「下」と思ってしまう。
 それと同時に自信が下がって、マイナス表現を口走ってしまうわけです。
 そうすることで、自分の行動をさらに下げてしまうのですが、それは自分自身をみくびっていることにもなってしまいます。
和田さんが営業の話をされるとき、
売れてる営業マンと売れてない営業マンのどちらから買いたいですか?
と言われます。
もちろん、売れてる営業マンから買いたいですよね。

じゃあ、売れてる営業マンかどうかは、どうやって判断するのでしょうか?
まさか、「私はこんなに売ってきたんですよ」なんて言う人は少ないでしょうから(そんな人だったら私は買いたくなくなります(;^_^A)見た目や相手の態度で判断することになると思います。

では、謙遜している自分って、相手からどう見えるのでしょうか??
おそらく自信なさそうだし、相手からは「この人大丈夫なのかな?」と思われてしまうのではないでしょうか。
それでは、うまくいくはずがありませんよね。

自分はできない,ダメなやつだというのは、自分に対してとても失礼なことだし、相手を不安にさせてしまうということを考えると、相手にも失礼なことになってしまいます。
それ(自分を謙遜しすぎる態度)を改善する方法は、
「私はこれ大好きなんですが」
「私はこれ凄くいいと思っているんですが」
 そんなふうに、「私」を意識的につけるのです。(P70)
とおっしゃる和田さんですが、この文章のあとには
さらに、スゴく自信満々に「これ、いいですよ!」とストレートにいえる段階になっていくと、人生がグンと好転します。自分を肯定してるからです。(P71)
とまで言われています。
人生好転したいですか?? したいですよね?? もちろん私もしたいです!
なので、自分を否定したり謙遜しすぎたりするのではなく、肯定してあげようと思います!




人は自分が輝きたい

これは和田さんと、離婚した友人との会話の一部のようですが
「私も、そういう経験あるけど、ねえ、やっぱりパートナーは『ああ、この人はなんてすばらしいんだろう』と思わせてくれるよりも、『ああ、私ってなんてすばらしいんだろう』って、お互いが思える人じゃないと人生輝かないんだよね」
という文章があります。
この文章を読んですぐに、
あっ、ということは、「相手に『自分はなんてすばらしいんだろう』と思わせるような人にならなければいけない」
ということだな~
と思ったのですが、この本のタイトルは「私は私」で……だし、この記事のタイトルにも付けたように、本書では「もっと自分のことを大切にしよう!」ということを伝えたいわけだから、そうではなかったのですね。
上の文章のあとには、
 自分の近くにいる人が、どんなふうに自分を扱ってくれるか、それによって"私"は大きく変化することがあります。その影響によって、「自信のある私」にも「自信のない私」にもいかようにも変化してしまうのです。
 だから、もし目の前の人があなたの自信を奪うなら、それに従順になってはいけないのです。断固抵抗して、ときにはそこから逃げるべきなのです。
と続いていました。やはり本書では基準は「私」だったのです。
でも、「私」は他人に悪い影響を受けないように気をつけるとともに、他人を「自信のない私」にしないように気をつけようとも思いました。





挑戦することに誇りを持つ
 でも、1度やどの挫折くらいで自分に「無能」設定しちゃダメなんです。
 なぜなら、これから先、何をするにしても「無能な自分」がやるわけですよ。そんなので結果が出るはずがないじゃないですか? だって、無能なんですもん。
 それどころか、自分で自分に無能のレッテルを貼った人にとっては、結果が出ない方がいいんです。「ほら、やっぱり『無能』でしょ」って、自分の思っていること証明できますしね。
本書でも出てきましたが、これは「アドラー心理学」の考え方そのものですね。「原因と結果」の関係ではなく、「目的論」。
失敗したいと思っている人なんていない、と言われるけど、深層心理,潜在意識の中では、人は失敗することよりも自分が正しいことを証明するための行動をとるのだと思います。
だから、自分に「無能」設定してしまうと、無能な自分を証明するために失敗する。

ほかの本でも書かれていますが、潜在意識は非常に強力で、なんでも叶えてしまうようです。
自分は「無能」だとインプットするより、「なんでもできる」とインプットしたいですよね。


つい最近も紹介したと思いますが、斎藤一人さんもその著書『百発百中』の中で
 一回やってうまくいかないとショックを受けるけど、ショックを受けるということは、一回で当てようと思ってたの?
 世の中ってそんなに簡単じゃないんです。逆上がりだって、一回練習しただけではできない。何回か練習しないとできるようにならないんです。
 新しいことに挑戦するときは普通五、六回は改良するんだよ。だから、やると同時に「どこが改良点だろう」って見てるんです。 (P185)
という文章がありますが、私はこの文章が好きですね~
この項のタイトルは「挑戦することに誇りを持つ」ですが、それよりむしろ「挑戦することを楽しむ」そんな気持ちでいろんなことに取り組んでいきたいと思います!





おわりに(感想)
「私は私」でいることは、ときにはジコチュウと呼ばれたり、「変人」呼ばわりされたり、友だちがいなかったり、ときに嫌われていたりするかもしれませんが、どういう生き方をするのかは自分が決めること。
そして、決めたからには、そういう扱いをされる「覚悟」も必要です。
人の様子ばかりうかがったり、機嫌を取ってばかりいるよりは、「私は私」でいて、そんな私がいい、と言ってくれる人とだけつきあっていけれはいいと思います。
だって、100人いても100人全員に好かれるわけはないのですから。
2対6対2の法則があるとおり、好きな人が2割、嫌いな人も2割、残りの6割はどちらでもないという人なのだから、嫌いな2割の人に好かれようとムダな努力をするくらいなら、好きな2割の人との関係をもっと深めていく努力をした方がいい。その方がずっと楽しいと思うし、ありのままの自分,素の自分を受け入れてくれる2割の人と深くつきあえれば、人間関係がうまくいくのは間違いないし、それがいちばん幸せなのだと思います。







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