141004_マロン先生

今日ご紹介するのは、友人である栗田正行先生の4冊目の著書『9割の先生が知らない!すごい話し方50のルール』です。


本書はタイトルに「9割の先生が知らない!」とあるとおり、先生,内容を読むとおそらく小学校の先生を対象にした本だと思いますが、でも、大人同士の付き合いでも気をつけなければならないと思うことも多かったので、その部分を中心にご紹介します。
【目次】
 
はじめに
 
第1章 そんな子どもも引きつける
    「話し方のルール」
 
第2章 授業がガラッと変わる
    「発問」のルール
 
第3章 子どもがパッと動く
    「指示」のルール」
 
第4章 子どもからの信頼感が高まる
    「質問の受け方」のルール



WEB配信授業ではできない「生」の強み

 生の授業の強みは、子どもたちの反応を見て板書を調整することができることなのです。あなたが練りに練った板書案であっても、子どもたちの反応がいまいちであれば、理解度や興味・関心に合ったものに変えていくことが、スキルとして求められます。

これは以前に聴いた、たしか美崎栄一郎さんのPodcast番組だったと思うのですが、講演会やプレゼンテーションをする側も同じ心構えが必要だということを話されていました。

講演をするときに、パワーポイントでスライドを作って、話す内容も完璧に覚えてしゃべる。

一見、講演やプレゼンテーションのお手本のように思われますが、こういうやり方は、聴いてくれている人(聴衆)の反応を無視しているんですよね。
興味津々で聴き続けてくれているのであれば、そのまま続けていいのですが、つまらない,退屈したような様子が見えた場合には、臨機応変に変更する必要があると思うのです。

もし、シナリオ通りに話すだけならば、その場に演者がいる必要がない。録画ビデオを流せばいい。
講演であっても聴衆の反応を見ながらいっしょに作り上げていく。そこに「生(LIVE)」の良さがある。

これは音楽を想像した方がわかりやすいかもしれません。
ただ聞くだけならCDでいいけど、アーティストとの一体感を感じたいからライブやコンサートに出かけるんですよね。

授業や講演,プレゼンテーションに限らず、誰かを相手に話をする場合には相手の反応を見ながら自分も変わる,変える。
これはすべての人に必要なスキルだと思います。





子どもたちが「求めているもの」を察する
「あなたが話したいこと」よりも「子どもたちが聞きたいこと」を話せるとステキです。

これと同じことを、私も前回の記事「自分の軸はなんだろう??」
ブログに限らず、講演会など情報を発信する場合には
自分が言いたいことを言うのではなく、他人が知りたいことを話しなさい
と言われます。
と、書いていますからね。


では、どうすれば相手が知りたいことを知ることができるのか??
栗田先生は
「聞くのは一瞬の恥、なんてとんでもない。聞くのは一生の宝だ」
という三遊亭圓窓師匠の言葉を引用したうえで、
聞くことも大切なコミュニケーションの一つです
とおっしゃっています。
さらに、子どもたちの言いたいことを察するためには
(1) 普段から相手に強い関心を持つ。
(2) 表情、区長、動作などにいつもと違う変化がないかを注意する。
(3) 声をかけた際の、反応を見逃さない
ことを意識しましょうと言われています。
これもやはり、先生と児童・生徒との関係だけでなく、すべての人間関係において当てはめられることだと思います。





「間違ってもいい」という雰囲気を作る

ここでは最後に書かれた「ポイント」の部分
「しっぱいや間違いからの学びは豊富」という
偉人の言葉は多い。
間違いを怖れない環境を育てる!
この部分に貼った付せんには「自分!」と書いています(;^_^A
私自身、失敗したくないから行動しない、という選択をすることも多いです。
それは、失敗体験が少ないからというのもあると思うんですよね。

栗田先生のように
「たとえ答えが間違っていても、馬鹿にして笑ってはいけません。だれだってわからないから勉強するのです。人を馬鹿にして笑う人を私は叱ります。
という先生に教えられた生徒だったら、間違えることよりも行動しないことの方が恥ずかしい、と思える人になるのでしょうね。
どちらの方が成長しやすいか、それは考えるまでもないと思います。

私自身が失敗を恐れないようにするとともに、後輩を指導するときにも「間違ってもいいんだよ」という雰囲気をつくっていきたいと思います。





クラスの雰囲気がよくないのは自分が原因と考える

これは本書の最初に書かれた部分ですが、最も心にとめておかなければならないことだと思ったので最後に紹介しますね。
それは、これ↓
2014-10-26-17-48-20
① 「先生の話、よく分かりません」と言われる
② 話や発問をしても、子どもが聞こうとしない
③ 指示を出しても、そのとおりに動いてくれない
④ クラスの雰囲気が何となく悪い

1つでもあてはまったあなた。
それは、あなたの「話し方」に原因があるのです。
普通は、クラスの雰囲気がこんな感じだと
「うちのクラスは全然聞いてくれなくて…」、とか、「子どもたちが全然いうことを聞いてくれないんだ」とか、子どもに原因があると思う先生の方が多いと思うのですが、栗田先生は「それはあなたの『話し方』に原因があるのです。」と原因は生徒にあるのではなく、先生にあるのだと言い切っています。

自分にとって望ましくない状況になったとき、相手の責任にするのは簡単です。
でも、自分に原因があるのではないか?? 改善する方法はないか?? そう考えようとする気持ちを持つことが大切なのだと思います。

「雨が降るのも自分の責任」とまでは言いませんが、
よくないことが起こったときには自分の責任
いいことが起きたときには相手のおかげ
いつもそういう気持ちでいられるように心がけたいと思います。




いかがでしたか??
タイトルに「9割の先生が知らない!」と は書かれているものの、先生だけに当てはまることではないということが理解していただけたでしょうか??

本書には他にも大人同士の関係や、親子間でも応用できそうなことが書かれていますので、先生ではない人が読んでも役に立つと思います。

書店で見つけたら、パラパラと立ち読みでもいいので、のぞいてみてくださいねm(__)m



本書は著者の栗田正行先生からお贈りいただきました。
マロン先生、ステキな本をありがとうございました!
そしてまた、これと同じか、もっとステキな本を出し続けてくださいね。
応援しています!!!




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