141220_結婚

昨日もご紹介した山田ズーニーさんの著書『伝わる・揺さぶる!文章を書く』ですが、あれから読み進めたらこんな文章がありました。
 志望理由書で、非常によく見かけるのが、「何かがいやだから、これにしました」という論法だ。例えば、

 同じ自動車会社でも、 X社は考え方が古い印象を受けるし、Y者は業績不振、そんな中で貴社は快挙を続けておられる。だから、就職するなら貴社以外に考えられないと......。


 いったんは、理学部を志したのですが、どうも、机上の学問に終始しそうで、社会や人との接点が見えてこない、それに、偏差値で進路を考えるのもどうかと思い、教育学部で理科の先生を目指すことにしました。


 この論法をあちこちで驚くほど見かけるのは、ラクだからだろう。<中略>

 これで、先方が喜べばいいのだが、はっきり言って。この論法で相手を動かうことはできない。わかりやすくするために、プロポーズを考えてみよう。この論法は

 いったんは、S子を好きにもなったんだけど、あの子は人の気持ちを考えないし、H子は、容姿がイマイチだ。N子なんかと結婚したら、家の中、めちゃくちゃになりそうだ。まったく最近、いい女の子がいないよ。だから、結婚するなら、君以外に考えられないよ......。 

 と言っているのと同じことだ。<後略> 

いかがですか??

プロポーズしたり、異性に交際を申し込んだりするときに、こんな風にいう人はいませんよね??

それなのに、進学や就職・転職のときには、自分が気に入らない部分を理由に挙げて切り捨て、残ったところを選択してしまう。

それは事実かもしれません。
実際に私も先日の選挙の際には「この人は違う」という人を切り捨てていって、残った人に投票しましたからね(;^_^A

でも、そのことを本人に言ってはいけません。


では、相手に何を伝えればいいのか??
詳細は本書を読んでいただきたいのですが、先ほどの文章のあとにこういう記述があります。
やはり、他がどんなに優れていようと、先方が持つ、かけがいのない魅力を、言葉で表現しなくてはいけない。そうすることで相手そのものへの理解の深さをアピールすることができる。
どうやら、われわれがやるべきことは、相手のことを知る,理解する、ということのようですね。

うーーん、実はこれ、私がいちばん苦手としていることなんですけどね(;^_^A

みなさんは、そんなことは言わずに、相手のことをしっかり理解して、自分が望む結果を手に入れてくださいね^^

山田ズーニーさんの著書、これ↓は私も何回も読み返しています。こちらもおすすめです!




最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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