人と会話をするときは、相手が7、自分が3ぐらいのバランスを意識する

ビジネス書ではよくこんなバランスで書かれているのを見かけますが、では、言葉の量ではなく、聴く力と伝える力のバランスを考えるとどうなるのでしょう?
 

今読んでいる本には、こんな文章がありました。 
情報を受け取る力(聞く力・察する力)と情報を伝える力の二つが必要になりますが、どれくらいのバランスがよいのでしょうか?
 
<中略> もし10の力があるとして、それをどの割合で二つに注ぐのかを答えてもらいます。
ほとんどの人が、受け取る力が8、伝える力が2ぐらいであろうと予測しますが、私はその逆(受け取る力が2、伝える力が8ぐらい)を正解として紹介します。(P5)
冒頭、私が書いた比率とも、やはり逆転しています。

でも、今紹介した文章の前に書かれていたことを読むと、
そういうことか!
と、少しはわかってもらえるかもしれません。その文章とは
会話はよくキャッチボールにたとえられますが、私はむしろダンスや合唱のようなものだと感じています。
 
あなたがカラオケで歌っているときに、だれかが上手に手拍子を打ってくれたら、あなたは楽しくなるでしょう。合唱していて、だれかがきれいにハモってくれたら、とてもいい気分です。民謡を歌う人はそれほど多くないかもしれませんが、民謡には合いの手というのがありますよね。「は~、ソレソレ」などというやつで、これがあるとその歌の雰囲気がぐっと華やぎます。
 
もし、これらのリズムや音程が狂っていたとしたらどうでしょう。
 
リズムの合わない手拍子は、「歌いたい」という気持ちに一気に水を差します。調子の合わない合いの手は、聞くほうもうんざりするでしょう。(P4)
ですが、まだちょっと難しいかな?(;^_^A


どういうことかというと、

相手に気持ちよく話をしてもらうためには、カラオケの手拍子や民謡の合いの手のようなものを入れる必要があるということ。

会話において、それは何か? というと、
ウンウン、とうなずく相づちや、
「へぇー」「そうなんだ」「すごいね」… などの短い言葉だということです。

これらを発することで、相手に、
私はちゃんと聴いていますよ
というメッセージが伝わり、相手もますます気持ちよく話ができるようになるということです。


つまり、一見すると聴いているだけのようだけど、実は態度や短い言葉で「ちゃんと聴いてますよ。理解していますよ」というメッセージを伝えてしまっているのです。

だから、情報を受け取る力伝える力のバランスは、受け取る力が2、伝える力が8ぐらいが正解、ということのようです。


メラビアンの法則でも、言語情報が他人に影響を及ぼす割合は7%しかないと言っていますからね。聴くときの態度って、大事なのですね。


私も人の話を聴くときは、しっかり手拍子を入れたり、タンバリンを叩いたり(笑)、ときには合いの手を入れるように心がけなきゃな~。

人が歌っている(話をしている)ときに、次は何を歌おう? とリモコン操作に夢中になったり、一区切りついたところで「終わった?」などと言ったりしないように気をつけなきゃ!!(;^_^A



【メラビアンの法則】
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。(Wikipedia より)

 


【関連書籍】




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